激甚化する台風・爆弾低気圧起源の災害ハザード予測研究ワークショップ2016

2016年10月6〜7日九州大学伊都キャンパスで科学技術研究費補助金基盤研究(A)「激甚化する台風・爆弾低気圧起源の災害ハザード予測研究」(研究代表者 川村隆一 九州大学大学院教授)のキックオフワークショップが開催されました。榎本准教授(連携研究者)が「OpenIFSを用いた予測実験」というタイトルで,現業数値予報モデルを用いた台風や爆弾低気圧の予測研究の意義について講演しました。

急速に発達する低気圧の予測可能性

JAMSTECの吉田さんと榎本の共著論文が米国気象学会の_Monthly Weather Review_に掲載されました。

この論文は,北太平洋において急速に発達する低気圧の予測可能性について調べるため,Yoshida and Asuma 2004に基づいて,オホーツク海・日本海 (OJ) 型と太平洋 (PO) 型に分類し,アンサンブル大気再解析データALERAを使って,観測による修正やアンサンブルメンバー間のばらつきについて分析したものです。 詳しく調べた結果, OJ型の中心は上層の谷の予測の誤差が原因で北にずれて予測される傾向があり, PO型は予測モデルの潜熱加熱が弱いために弱く予測されることが分かりました。 また, OJ型は非断熱加熱に伴って低気圧中心の南西側のばらつきが大きく,PO型は潜熱加熱に伴って低気圧中心のばらつきが大きいことが分かりました。