京都大学防災研究所一般研究集会2020K-09(オンライン)

「災害をもたらす極端気象の発現にかかわる総観場・循環場の特徴と大気海洋過程」

異常気象研究会2020・第8回観測システム・予測可能性研究連絡会

本研究集会は,異常気象の実態把握,およびメカニズムや予測可能性の解明,さらに地球温暖化や気候変動と異常気象との関連を明らかにすることなどを目的にしています。そのため,広く異常気象や長期変動のメカニズム,データ同化やモデルに関する発表も歓迎します。多数のご参加をお待ちしております。

本研究集会は,第16回「異常気象と長期変動」(異常気象研究会)で,第8回観測システム・予測可能性研究連絡会との共催です。

講演者には,後日4ページほどの講演要旨の提出をお願いします。

目的

豪雨・豪雪や竜巻・突風現象など災害をもたらすような極端気象発現の背景には、移動性高低気圧・前線などの総観規模現象、偏西風蛇行などの大気循環場変動、複雑な大気海洋過程など一連の時空間的階層構造が深く関わっている。本研究集会では災害をもたらす極端気象について大気・海洋、グローバル・ローカル双方の視点から、その発現過程、総観場・循環場特性、大気海洋過程、予測可能性に関する最新の研究を共有し議論する。

主催

  • 本田明治(新潟大学 教授)

共催

  • 向川均(京都大学大学院 教授)
  • 廣岡俊彦(九州大学大学院 教授)
  • 木本昌秀(東京大学大気海洋研究所 教授)
  • 榎本剛(京都大学防災研究所 教授)

共催

スケジュール

  • 講演申込締切 2020年10月30日(金)
  • 口頭発表の可否の通知 2020年11月6日(金)頃
  • スライドのアップロード締切 2020年11月20日(金)
  • ウェブ会議による講演: 2020年12月3日(木)10:00〜17:00
  • 講演要旨締切 2021年1月31日(日) 作成要領

プログラム

趣旨説明 10:00〜10:10

セッション1「成層圏と台風」座長 立花義裕 10:10〜11:10

  1. 小林ちあき・前田修平 2019年南半球成層圏突然昇温後の対流圏における負の南極振動
  2. 松山裕矢・廣岡俊彦・向川均 2019/2020年冬季の極渦発達の力学過程について
  3. 江口菜穂・小寺邦彦・山田洋平・那須野智江・小林健太 成層圏力学場による熱帯低気圧の発生・発達過程への影響
  4. 小林健太・江口菜穂・伊藤耕介 対流圏界面付近の力学場が熱帯低気圧に与える影響について
  5. 藤原圭太・川村隆一・川野哲也 ハリケーンSandy(2012)の温帯低気圧化に伴う降水強化におけるメキシコ湾流の熱力学的役割
  6. 中下早織・榎本剛 2019年台風第19号の進路予報精度に対する熱帯擾乱の影響

セッション2「豪雨の発生環境場」座長 榎本剛 11:30〜12:30

  1. 原田やよい・遠藤洋和・竹村和人 令和2年7月豪雨時における大気循環場の特徴と過去の大雨事例との比較
  2. 小寺邦彦 2020年7月西日本豪雨に関連する大循環場
  3. 辻宏樹・高薮縁・渋谷亮輔・釜堀弘隆 九州地方の大雨に先行する自由対流圏水蒸気フラックス収束の存在
  4. 澁谷亮輔・高薮縁・釜堀弘隆 西日本域の広域極端豪雨現象に伴う大規模循環場の統計的解析
  5. 栃本英伍・飯塚聡 令和2年7月豪雨とメソαスケール低気圧の関係
  6. 堀之内武・小坂優・中三川浩・中村尚・藤川典久・高薮縁 令和2年7月豪雨の環境場について:水蒸気供給,ジェット,シルクロードパターン

セッション3「夏季異常天候と将来変化」座長 直江寛明 13:30〜14:20

  1. 竹村和人・榎本剛・向川均 2016年8月後半のロスビー波の伝播及び砕波に伴うモンスーントラフ強化の予測可能性
  2. 直江寛明・榎本剛・今田由紀子 夏季ダブルジェットの力学変動
  3. 立花義裕・川崎健太・中村哲・山崎孝治 冷たいオホーツク海は,太平洋高気圧を強化し,梅雨も強めている
  4. 楠昌司・水田亮 高解像度全球大気モデルによる大規模アンサンブル実験で予測された東アジアの雨期の将来変化
  5. 林未知也・塩竈秀夫・江守正多・小倉知夫・廣田渚郎 2020年8月の北西太平洋における記録的な高海面水温に対する人為的地球温暖化の寄与

セッション4「循環異常の予測と診断」座長 植田宏昭 14:40〜15:30

  1. 植田宏昭・倉持将也・高谷康太郎・高谷祐平・浅野早紀・前田修平 熱帯・中高緯度相互作用によって形成される対流圏上層の高気圧
  2. 中西友恵・立花義裕・安藤雄太 サヘルの積雲対流変動がもたらすユーラシアを横断するテレコネクション
  3. 加藤茜・立花義裕・小松謙介・安藤雄太 全球規模で見る大気テレコネクションとGDP成長率の共変動
  4. 小笠原宏司・榎本剛 動径基底函数を用いた浅水波モデルの並列化
  5. 高谷康太郎 位相依存性のないエネルギー変換の提案

セッション5「暖冬・寒冬の力学と予測」座長 本田明治 15:50〜16:40

  1. 西井和晃・田口文明・中村尚 2017/18年寒冬と2019/20年暖冬のAGCMによる再現実験
  2. 倉持将也・植田宏昭・小林ちあき・釜江陽一・高谷康太郎 2019/2020年の東アジアにおける記録的暖冬とインド洋・太平洋間の海盆間相互作用の関係
  3. 土井 威志・Swadhin Behera・山形俊男 2019-2020年の記録的な暖冬を、数ヶ月前から予測する鍵は、 スーパーインド洋ダイポールモード現象
  4. 今田由紀子 2019/2020大暖冬のイベント・アトリビューション
  5. 本田明治 日本海沿岸に大雪をもたらす日本海上の高気圧性循環

Lightening Talk 16:40
まとめ 16:50
閉会 17:00

講演・参加申込

講演申込は締め切りましたが,参加申込は受け付けています。下にスクロールすると申込フォームがあります。Googleにアクセスできない方は榎本までお知らせください。

Googleアカウントについて

発表及び議論には,Googleドライブおよびスライドのコメント機能を利用します。個人または所属機関のアカウントでも構いませんが,日本気象学会会員の方は学会のG Suiteをお使いください。アカウントをお持ちでない方は,会員サイトのアカウントを取得の上,会員サイトでG Suiteアカウントを申請してください。Googleにアクセスできない方はご相談ください。

スライドについて

  • 講演申込締切後,メールでスライドのURL登録フォームをご案内します。
  • スライドは「リンクを知っている全員」が「閲覧者(コメント可)」としてください。
  • スライドはコメント機能を活用するために,ファイル形式はGoogleスライドまたはPowerPoint (pptx)をお勧めします。KeynoteとPowerPoint (ppt)はPowerPoint (pptx) に変換してください。PDFでも構いませんが,コメントをつける際,正確に文字を選択できないことがあります。
  • スライドには音声やノートをつけることをお勧めします。

講演について

概要を紹介していただいた後,質疑を行います。

講演要旨について

  • 講演者の皆様にはアップロード先をご案内します。
  • 研究集会の報告書を作成しますので,ご講演の要旨を執筆していただき,1/31までにご送付いただけますようにお願いいたします。
  • 報告書は京都大学学術リポジトリから公開されます。

「天気」報告記事

  • 「天気」に報告記事を掲載いたしますので,座長をお願いした方は各セッションの様子をお知らせください。講演者の皆様のご協力をお願いします。