エルニーニョ現象発生時の暖冬と寒冬

投稿者: | 2021年1月1日

米国気象学会の論文誌Journal of Climateに塩崎公大君(現九大応力研),榎本剛教授,京産大高谷康太郎教授の共著論文が掲載されました。

Shiozaki, M., T. Enomoto and K. Takaya, 2020: Disparate mid-latitude responses to the Eastern Pacific El Niño. J. Climate, doi:10.1175/JCLI-D-20-0246.1.

エルニーニョ現象が発生すると,日本付近は暖冬となることが多いことが知られていますが,寒冬となることもあります。極東域が暖冬,寒冬の時の大気や海洋の循環場の特徴について調べ,冬季の特徴的な循環偏差であるWP(西太平洋)パターンやPNA(太平洋・北米)パターンとの関係について考察しています。